2007年06月19日

ポスドクの自立と権利

ポスドクの自立と権利

 オバサマは産業界の人たちを対象とする心理カウンセラーだけど、若い人のキャリア開発のための相談サービスもしているます。

 その関係で以前、博士号をとったけれど就職先がなく、困っている人たちへの提言を、ブログで書いたことがありました。(興味ある方は、以下のURL4月6日〜11日の記事を見てね。)

http://shinrijosei.seesaa.net/archives/200704-1.html


こういう人たちについては、色々と苦言をする関係者もたくさんいるけど、具体的な解決に至る提言というのは少ないわね。

 一番多いのは、「獅子は千尋の谷に子を突き落とし、這い上がってきたものだけを育てるのだ」という論法で、ポスドク諸君を批判する、精神論が万能の論者ね。

こういう人はすでにアカデミズムの世界で、ある程度の高い地位を築いており、その高所から見ているからそのようにいえるのでしょうね。つまり強者の論理よ。

 でも冷静に振返ってみれば、そういう批判をするアカデミズムの勝者の人だって、自分がその地位にあるのは、自分の努力だけでなく、運や偶然、時代の要請、あるいは、うまく恩師の知遇を得たとかいうことを、忘れているんじゃないかしら。

 ちょうどこれは、会社に勤めるオジサマたちが、「最近の若いもんは軟弱だ。ワシらの若いころは***だった。」とかいっているのと同じ心理なのよね。

 つまり自分に都合のよいところはよく覚えているけど、そうでないことは、思考に昇ってこないというわけよ。


 だから、ポスドク諸君は、自分たちの権利と自立を守るためには、こういった精神論は廃し、、研究を生業として人生をやってゆけるようなシステムを、自らの知恵で考え出さなければいけないと思うわ。


 昨日のオバサマのブログでは、フリーターとか非正規雇用者のための労働組合が、ついに結成されたという話を書いたけど、ポスドク諸君もこういった権利確保のための団体を結成してはどうかしらね。「NPO若手研究者の職業を守る会」なーんてね。

ポスドク諸君は研究で忙しくて眠る暇もないかもしれないけど、将来のことを考えるとこういった団体活動も大切と思うのよ。


個人請願では国も大学も動かないけど、全国的な規模で組織だって請願すると、無視できなくなり、マスメディアも世論を巻き上げるべく報道するようになるわね。むろん、こうなれば国も政治家も重い腰を上げるようになるものよ。

もちろん、オバサマのブログで4月に書いたように、個人研究所や研究志向の会社設立なども、有効な方法と思いますけど、それと併用すれば更に有効なんじゃないかしらね。

あのエジプト考古学者の元早稲田大教授の吉村先生の活動は、ポスドク自立のための参考になるわよ。関心ある人は御自分で調べてみてね。

じゃまた。 (^;^)/。


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posted by ゆみりん at 14:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アカデミア・大学院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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